目次
- はじめに
- 本章
- メッセージ
1.はじめに
「もし今日が人生最後の日だったら、僕は今からすることを“したい”と思うだろうか? 」
ご存知の方も多いだろうが、
スティーブ・ジョブズが、自分に対して毎日問いかけていた質問だ。
この言葉を自分に問いかけた時、やけに心に刺さるものがあった。
やけにしっくりきた。
その理由が、これまでの私の24年間の人生の中で「同級生2人の死」があったからだと思う。
今回は、ここに関して書いていこうと思う。
細かい章分けは行っていないが、
この文章が一人でも多くの方に届き、一人でも多くの方に何かを感じていただければ幸いだ。
それでは、よろしくお願いいたします。
2.本章
私は現在(2021年5月)、24歳である。
これまでの人生の中で、同級生が2人亡くなっている。
1人は保育園からの幼馴染。
本当によく遊んだし、いつも明るくて、笑顔で、たくさんの時間を一緒に過ごした。
同級生みんなからも好かれていて、本当の意味で学年の人気者だった。
高校から別の学校へ通うようになったが、何回も帰りが一緒になったので、よく一緒に帰った。
彼と話すエロ話が大好きで、
バカみたいにゲラゲラ笑いながら話したり、アイスを食べたり、
何をしてても楽しかった。
彼と一緒にいるだけで、とても楽しかった。
しかし、大学2年生のとある講義終わり、母親からメッセージが来た。
「〇〇、亡くなったって。」
ガンだった。
高校を卒業してからは、連絡をとっていなかったため、全くの急報だった。
闘病していることも、一部の人にしか伝えていなかったみたいだ。
本当に信じられなかった。
成人式まで残り2ヶ月ほどだった。
久しぶりに会う地元の友達。
その中でも、会えるのを心から楽しみにしていた友達の1人だった。
もう一度、元気な彼と話したかった。
彼は20歳。成人式の直前で亡くなった。
もう1人は大学の同じ学部の友人。
いつも一緒に過ごしていた仲の良い7人のうちの一人だった。
いつも明るくて、すごく頭がいいやつ。
大学1年の頃は毎日のように昼飯を一緒に食べていたし、
何回も勉強会を開いてもらって、何回も単位を救ってもらった。
彼の歌う「フレンド・ライク・ミー」がとても好きだった。
大学4年生のGW明け。
彼は、急に大学を休むようになった。
話を聞いてみると、急性の白血病だった。
何回かお見舞いに行ったが、とても元気だった。
病院でも、彼は変わらず明るかった。
生きることを、全く諦めていなかった。
こいつなら、絶対に治って元気になる。
本気でそう思える男だった。
「退院したら、一緒に美味い飯をバカみたいに食おうな!!」って、約束もした。
しかし、23歳の時。約2年間の闘病の末に亡くなった。
2人ともめちゃくちゃ明るい男で、みんなから好かれていた。
本当の”人気者”だった。
本当にみんなから愛されていた。
なんでこいつなの?
こいつがなんか悪いことでもした?
こいつじゃなくてもいいやん。
って、めちゃくちゃ思った。
本当に、運命は残酷だと思った。
そして、俺はいま生きている。
身体上の不安も何もなく、健康に、毎日を生きていられている。
それがどれだけ幸せなことか、俺はわかっているだろうか。
いまの俺は、その人生を、毎日を、全力で生きているだろうか。
人生1回しかないのに、いつ死ぬかなんてわからないのに、
明日も健康で生きていられる保証なんてどこにもないのに、
心の奥で「明日も普通にやってくる。マイペースでいいや。」って思いながら
生きているのではないだろうか。
今日と同じ平和な明日が当然のように来ると思っているのではないだろうか。
己の命を燃やし続けているだろうか。
正直に問いかけてみると、不完全燃焼だ。
俺ならもっと燃やしていけるはずなのに、燃やしきれていない。
自分の命を使いきれていない。
ふざけんな。
そんな甘ったれで生きていいはずがない。
あいつらのためにも、いま健康に生きている俺が適当に生きていいはずがない。
毎日を甘ったれて生きていいはずがない。
【1日1日に、全力で向かい合う。今日の命は、今日すべて使い切る。】
それが、いまを生きている俺の使命。俺の責任。
そう、強く感じた。
この人生、1度きりしかない。
1度きりしかないから、今日という日に全てを出し切る。
毎日を”死ぬ気”で生きる。
あいつらのためにも、そう生きると決めた。
3.メッセージ
俺は、1度きりしかない俺の人生を死ぬ気で生きるよ。
天国から、見てて。
たまに、この思いを忘れてしまうときがあるかもしれない。
明日に期待して、”今この瞬間”から逃げることがあるかもしれない。
でも、その度に思い出して、何度も自分に言い聞かせて、
これからを生きていこうと思ってるよ。
それでも甘ったれてる時があったら、
その時は天国から思いっきり叱ってほしい。
「お前の人生、そんなもんなの?そんなんでいいの?」って。
2人のためにも、まじで、最高の人生にするよ。
めちゃくちゃかっこいい男になってみせるよ。
俺が天国に行った時は、またたくさん話そうね!
バカなこと、たくさんしようね!!
じゃあ、またね。
読者の皆様、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
Takahito