甘えた自分への強烈な劇薬!【自分の中に毒を持て】

甘えた自分への強烈な劇薬!【自分の中に毒を持て】

2021年1月4日


目次

  1. この本から得られた気付き・学び
  2. 『今この瞬間』しかないということ
  3. ためらいなく、捨ててしまってよい
  4. 勉強すること・学ぶことの意義
  5. 最後に
  6. おまけ

1.この本から得られた気付き・学び

強烈な一冊だった。

この本から得た学び・気づきは、大きく分類すると下記の3点である。

 ◆未来の自分に期待するな。私たちの人生には、今この瞬間しかない!

 ◆そして、今に向き合うために必要なもの以外はさっぱりと捨ててしまおう!

 ◆原理・原則を学ぶことの意義

それぞれの項目に対して、本文の抜粋を交えながらまとめていく。

2.今この瞬間 しかないということ

いずれ〟なんていうヤツに限って、現在の自分に責任を持っていないからだ。生きるというのは、瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて、現在に充実することだ。

岡本 太郎. 自分の中に毒を持て<新装版> (Japanese Edition) (Kindle の位置No.425-426). Kindle 版.

意志を強くする方法なんてありはしない。そんな余計なことを考えるより、ほんとうに今やりたいことに、全身全霊をぶつけて集中することだ。ひたすらそれを貫いてみる。

岡本 太郎. 自分の中に毒を持て<新装版> (Japanese Edition) (Kindle の位置No.503-505). Kindle 版.


過去・現状の自分を振り返ってみると、「初動」までの時間が長すぎることが多かった。

具体例をあげると、

・「英語を話せるようになって、海外を旅してみたい。英会話始めようかな。」

 →登録することなく、始めることなく、すでに2年以上が経過。

・「ブログって、人生のアウトプット場所なのか!すごい、自分もやってみようかな。」

 →第 1本目の投稿まで、約2ヶ月を要した。

  (ブログを始めた経緯については、人生のアウトプット始めます。を参照。)

すぐさま頭に浮かんできたものでも、2つある。

これを始められない理由は恐らく、【未来への期待・不安】だろう。

いつか、一瞬で行動してしまうようなきっかけが起こるだろう。始めるのは、その時でいいや。」とか、

「始めてみて続かなかったら恥ずかしいな。」とか、

続けられなかった自分に向き合うのが嫌だな。」とか。


振り返ってみると、ほんとバカバカしい。(笑)

きっかけなんて起こるかどうかわからない。なら、自分で起こせばいい。

続けられなかったとしても、死ぬわけじゃない。また再スタートすればいい。

まずは、行動してみないと・やってみないと何も変わることはない。

ただひたすら、「やってみたい」という気持ちが消化されず、残り続けるだけ。

だからこそ、今やりたいことを全力でやり続ける。

やり続ける中で別の新しいやりたいことを見つけ、また全力で向かっていく。

3.ためらいなく、捨ててしまってよい

ふと惹かれるものがあったら、計画性を考えないで、パッと、何でもいいから、自分のやりたいことに手を出してみるといい。それでもし駄目なら──つまりつづかなかったらつづかなかったでいいんだ。いいと思うべきだ。計画性なんていうことにこだわらず平気で捨ててみて、つまらなかったらやめればいい。

岡本 太郎. 自分の中に毒を持て<新装版> (Japanese Edition) (Kindle の位置No.413-416). Kindle 版.


第2説でも書いたが、自分の心が躍っているのであればそれをやればいい。

ひたすらやればいい。

しかし、私たちは外からの様々な刺激・影響を受けながら生きている。

人間の気持ちなんて、日々移り変わっていく。

やりたいと思うこと・一緒に過ごしたいと思う人なんて、日々移り変わっていく。


だからこそ、紛れもない「今この瞬間」に向き合っていくために必須なのが、

「捨てること」

心が踊らないのなら、つまらないと思うのなら、やめればいい。

そんなことを続けていても、時間を無駄にするだけだ。

たった一度きりの人生、「つまらないこと」をしている暇なんて無い。

そして、つまらないことの他にある捨てるべきもの、「ただの継続」だ。

私はつい最近まで(2020/6〜12の間)、毎日ツイートを意識的に行っていた。

始めた最初の頃は、

「自分の素直な気持ちをアウトプットすることって、楽しい。」

「アウトプットする中で、自分自身の気持ちに気付くことができるから、これは毎日続けよう。」と、思っていた。

しかし、途中からは「ツイートしたい・発信したい」ではなく、

「今日もツイートしなきゃ」という完全な義務感だった。

「180日以上も、継続できた」という実績が欲しいだけだった。


「Twitterじゃなくて、ブログでもっと長文かつ作り込まれた文章としてアウトプットしていきたい」って思いがあるのに。

私は、Twitterにしがみついていた。甘えていた。

4.勉強すること・学ぶことの意義

誰だって人間は弱いし、自分が大事だから、逃げたがる。頭で考えて、いい方を選ぼうなんて思ってたら、何とかかんとか理屈をつけて安全な方に行ってしまうものなのだ。かまわないから、こっちに行ったら駄目だ、と思う方に賭ける。

岡本 太郎. 自分の中に毒を持て<新装版> (Japanese Edition) (Kindle の位置No.210-212). Kindle 版.


第2説でも書いたが、私は”いずれ”とか、”きっかけ”を言い訳にし、

なかなか最初の一歩を踏み出せない。逃げたがる。初動が遅すぎる。

しかし、これは私に限らず人間なら誰にでも当てはまるのではないか

思う経験があった。

この書籍とは関係のないことになってしまうかもしれないが、

「ホメオスタシス(恒常性)」という、人間の原理・原則を学んだことだ。

恒常性(こうじょうせい)ないしはホメオスタシス: ὅμοιοστάσις、: homeostasis)とは、生物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことである。

恒常性が保たれるためにはこれらが変化したとき、それを元に戻そうとする作用、すなわち生じた変化を打ち消す向きの変化を生む働きが存在しなければならない。これは、負のフィードバック作用と呼ばれる。

引用元:wikipedia[恒常性]

何とかかんとか理由をつけて、安全な方に行ってしまう。=ホメオスタシスが働いて、現状=安全を維持しようとする。

まさにこれだと思った。

やらないことによるメリットを自分の頭が勝手に作り出していた。

逃げたがる・初動が遅くなることには、人間の原理原則が関係している。

このように、人間の原理・原則を学ぶこと。

「人は必ず、上記のような生物としての原理・原則に沿って思考・行動を取る」

ということが分かった上で、自分と向き合うこと。

そうすることで、もっと自分の人生に深みをもたせられると感じた。

過去の偉人たちが、自らの生命を懸けて解き明かしてくれた真理。

それを学ばない手はない。勉強すれば、知れば、元々人間に備わっている能力を最大限に発揮できる。

生まれて初めてと言っていいほど、心の底から

【勉強することの意義】・【勉強することの必要性】を強く感じた。

5.最後に

どう足掻いても人生は必ず、1度きり。

どうやって生きても、何をして生きても、その人自身の人生。

自分は何をしたいのか・どうやって生きていけばいいのか、それが分からなくなっていた自分にとって、とても価値のある一冊となった。

何かすごい決定的なことをやらなきゃ、なんて思わないで、そんなに力まずに、チッポケなことでもいいから、心の動く方向にまっすぐに行くのだ。失敗してもいいから

岡本 太郎. 自分の中に毒を持て<新装版> (Japanese Edition) (Kindle の位置No.278-279). Kindle 版.

出発は今、この瞬間からだ。

岡本 太郎. 自分の中に毒を持て<新装版> (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1832). Kindle 版.


何回でも書くが、ほんとうに人生は一度きり。

そして、私たちは紛れもなく『今この瞬間』を生きている。


今この瞬間を最高のものにし続けること。

それを永遠に続ければ、人生自体が最高のものになる。

行動しよう。もっともっと。

6.おまけ

読書感想文なんて書いたのは、何年ぶりだろう。

恐らく最後に書いたのは小学生とかだから、10年以上ぶり。(笑)

小学校の頃は読書が大好きで、暇さえあれば本を読んでいるという子供だった。

しかし、高校・大学と過ごす中で、めっきり本も読まなくなってしまっていた。

最近になって、本を読んだり映画を観たりするようになったのだが、

やっぱり、面白い。

その時の自分の心情・環境などによって、得られるものが全然変わってくる。

ジョブズの有名な「点と点をつなぐ」ほどではないが、

【本・映画の内容】と【その直前に自分が日常生活の中で感じたこと・経験】が自然とリンクし、より深みのある思考ができるようになる。


人は変わる。

だから、重要だと感じる部分も、それを受けて発する言葉も自然と変わる。

このブログでも、普段の生活でも、

「その時の自分自身の気持ちに素直に、感じたことをストレートに」

受け止めていきたい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

1度しかない人生。

素直に、全力で、毎日を生きていきましょう。


たかひと

◆今回の書籍◆

自分の中に毒を持て<新装版> 著:岡本太郎

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Takahito

Takahito

1996年生まれ。25歳。人生にコミットする男。

新卒で入社した自動車部品メーカーを約3年で退職し、

スタートアップ企業「株式会社GOAL-B」へインターン生としてジョイン。

過去の経験を通して、”死”に対する恐れ/焦りおよび”生”に対する使命感を覚え、

「人生は、本当に一度きりしかない。」という事実を思い知る。

そして、全くの筋トレ初心者だったが、1年で男らしい体を体現。

自分自身の経験があるからこそ、本気で、”人生、何事でもやれば叶う。”と確信している。

自分自身の命を全て使い果たすべく、『人生のアウトプット場所』としてブログを開設。

仕事・筋トレ・恋愛など、”人生に対してフルコミットする姿”を通して、『井戸崇人』という1人の男の生き様を発信中。

一度きりの人生、共に最高のものにしましょう。

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